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2024年 12月 21日 みなさん正しい復習出来ていますか? ~福久~
みなさんこんにちは!! 担任助手の福久です。
いよいよ年明けに迫る大学入学共通テスト。多くの生徒が不安な日々を送っていると思います。
試験が近づいてくるとよくやってしまうのが、「復習の時間を疎かにしてしまうこと」です。
この時期はどの受験生も過去問をたくさん解いていると思いますが、その過去問演習も、復習の仕方を間違えてしまうと、まったく意味のないものになってしまうかもしれないのです。
例えば、過去問演習の際に、「不正解のところしか復習しない受験生」は、試験本番で大失敗してしまう可能性があります。
そこで今回は、受験直前のこの時期だからこその過去問演習のコツについてみなさんに共有したいと思います!!受験生以外の人も一年後の受験を見据えて復習方法については考え始めてみてください!!
過去問や模試の復習でやってしまいがちなことは、解いた問題を答え合わせして間違ったところの解説をそのまま写すことです。
「間違っている問題の復習をする」というのはとても大事なことです。
しかし究極的に言ってしまえば、共通テストの過去問は、丸付けだけしていてもなんの意味もありません。
正解だったか不正解だったのかは、はっきり言ってどうでもいいことなのです。
参考書を解くのと同じで、その解説をしっかり読み、「どうしてそれが正解なのか」「どうしてそれが不正解なのか」を理解していくことのほうが大事です。
ただ「この選択肢が間違いだ」と理解するだけでは終わらず、しっかり「Aと書いてあるが、これがBだったら正解だった」というように具体的なポイントを押さえて、ポイントを書き加えながら一つ一つの選択肢ごとにそれが間違いである理由を考えることが必要になります。
例えば
国語の文章で、
・「過半数の人が賛成していた」→実際には本文だと47%となっているので、「過半数→47%」なら正解
世界史の問題で、
・「カブラルは1498年、インド航路を開拓しカリカットに到達した」→実際にはこれはカブラルではなくヴァスコ=ダ=ガマの説明であり、カブラルは1500年にブラジルに到着した。「カブラル→ヴァスコ=ダ=ガマ」なら正解
このような解き方ですね。ここまでしっかり選択肢を分析できれば、必ず正解できるようになります。
以前出た問題では不正解だった選択肢が、今回は正解の選択肢になって登場した、というパターンはよくあるので、「一度出たところだから復習は疎かでいい」と思っていると痛い目を見てしまう可能性が高いのです。
言い換えれば、答えを覚えれば解ける問題の比率が減って、なぜその答えになったのかという道筋を理解しないと点数にならない問題が増えてきているのです。
「急がば回れ」とは言いますが、ここは焦らず、じっくりと過去問と向き合うような勉強が必要なのではないでしょうか。
みなさんも自分の失敗からどんなことが学べるか常に考えながら演習を繰り返していきましょう!!
以上!!!